新生児・・・いや〜しょぱなから差が出る日本人とブラジル人。生まれたばかりの大地は猿。そのとなりで目鼻立ちくっきりのお人形のようなブラジル人。神様・・・同じ人間をどうしてこんな差つけちゃったの?それでも3,4ヶ月たってくると日本人の赤ちゃんはポチャポチャしてかわい〜くなってくる。



外へ散歩に出かけると、いろんな人が「お〜、ボニートゥ!(かわいい)」と声をかけてほおずりをしにくる。大地もたくさんの人にこうやって声をかけてもらったが、たま〜に「お〜!リンドゥ(美しい)」(ちなみに女の子はリンダ)と最上級のほめ方をしてくれることもある。おいおい、それはほめすぎだろうと思ってみるが、決して悪い気はしない・・・・。

まちを歩く赤ちゃん連れをよく見ていると、いろんな抱っこの仕方があることに気がつく。でも多く見られたのは、赤ちゃんを進行方向に抱きかかえる方法だ。「どうだ〜、私の赤ちゃんはかわいいだろ〜」と自慢しているように感じてしまうのは私の被害妄想だろうか?
おんぶをしている人は全くいない。これは猿のすることだといって嫌い、絶対にしないそうだ。私も結局おんぶをしなかったせいか、日本に戻ってからおんぶをすると体を反る息子に大変苦労した。

さて、みんなの視線が息子の足に集中!?はだしの赤ちゃんに興味津々・・・「どうして?」「どうして?」と裸足にさせている訳を聞いてくる。
「んーー、強い、強い」と訳のわからん答えをする私であった・・・・。
少しでも風がふいていたり、寒い日(10度はくだらないのだが)などに、靴下をはかさないで外へ出ると「お〜フリュ〜(寒い〜)」と行って、大地の足を両手で覆って暖めてくれる親切な寒がりのブラジル人たちであった。

お昼寝も靴はいたままなんだね・・・


紙おむつを買いに行こう!ブラジルはほとんど紙おむつである。ゴミを少なくすると言った意識はまったくないであろうこの国に布おむつなんか必要ないのかもしれない。紙おむつは薬局かスーパー、赤ちゃん用品店(小さ〜い)で売っている。パンパース、Huggies(エリエール)、ジョンソンなどから出ているが、質は悪い。日本のドレミなどはブラジルのパンパースより10倍以上質がいいといえよう!!値段は1枚30円〜80円くらい・・・かな?とても高かったような気がする。おしりふきは超高級であまり売っていないし、高すぎて手が出ない。だからといって質がいいわけではない。ブラジルではボックスティッシュもめちゃくちゃな値段でうられてあるのだ。だいたい、キッチンペーパーやトイレットペーパーですべて用は済むらしい。そして・・・「はかせるおむつ」がない!どこにもないのだ〜。これに気がついたときはかなりがっかりしたものだった。もちろん、日本のような便利な赤ちゃん用品はなしに等しい(スティック状の粉ミルクやジュースお茶。乳首だけつければいいビン入りジュースなど)。

おしりふき。これがまた切れにくく、香料のにおいがきつくて、そして使いにくい。


薬局は町の至る所にある。
まず、すばらしい!と感動した薬が一つ。
赤ちゃんはよく鼻が詰まる。日本では鼻くそが詰まって苦しそうなときは「こより」や「綿棒」を使って取るように育児書に書いてあるが、乾燥したブラジルではとても難しい。ここでは鼻くそを簡単に出す薬が一般的に売られているのだ。これをスポイトでひょいひょいと鼻の穴に入れてやると、あ〜ら不思議!?たら〜りと鼻の穴から大きな鼻くそがおちてくるのである〜!これはすごい!!ヒノソーロ(というと思う)

また、乳児湿疹がひどくて、日本から送ってもらった市販の塗り薬がまったくきかなかったときに、ブラジルの薬局で勧めてくれた塗り薬はいっぱつで効いた!内容物はなんだかわからなかったが、とにかくいっぱつで効いたのだ!すごいとしかいいようがない!?(もしかしてステロイドかも?)
ほかにお腹のガスを出す薬などもあったが・・・よくわからなかったので使用しなかった。

さて、赤ちゃん用品店は何が置いてあるかな?
小さな、小さなお店にほ乳瓶や食器、エプロンなど数は少ないながらもかわいい赤ちゃん用品が並んでいる。そうだなぁ〜、西松屋の商品の100分の1の種類と数くらいかなぁ〜(こんなんで比較になるんかい!?)。でもここで買った水着はとってもお気に入り。日本にはない色使いとセクシーさ!さすがサンバの国ブラジルである。(水着に何の関係が???まっいっか。)

お気に入りの水着で


公園へ行ってみよう!
くっくさい・・・ハトの糞の臭い???他のにおわない公園へレッツゴー!
公園は町の至る所にあり、大きな公園にはだいたい教会がある。子供用の遊具などはまったくなかった。(田舎だから?)
日本のような公園デビューもまったくなく、母子もかたまって遊んでいる風景はない。子連れで公園へ行くといろんな人が声をかけてくれる。
アイスクリームを食べている人がいる。ある子供がじーーっとそのアイスを見ていると「食べろ!」と食べかけのアイスをわけてあげる。子供と妊婦にはめちゃくちゃやさしいブラジル人である。
公園で遊ぶ子供達の中には裸足の少年もいて(たぶん貧乏なのだろう)、ペットボトルをボールに見立ててサッカーをして遊んでいた。彼らはけらけらと陽気に笑い、本当に楽しそうにサッカーを楽しんでいた。ボールがなくてもサッカーはできる!さすがブラジル〜。

言葉が話せない私が唯一楽しみにしていたのがスイミングスクール。スポーツは心だ!?・・・というより、みんなのまねをしていればいいのた。
生後7ヶ月から始められる。小さなスポーツ施設で、プールの他にジムの部屋が一つ。みんなニコニコ陽気で元気。

さて、今日の離乳食は何にしようかなぁ〜。
ブラジルで一番悩んだ離乳食!!使える食材は・・・人参、ジャガイモ、たまねぎ、なす、トマト、カボチャ・・・・うーーーん固いぞ!!!
いつまで煮込んでもちぃ〜っともやわらかくならない!!すじが多い!!圧力鍋はブラジルでは必需品なのだー!豆腐や納豆を使った離乳食に憧れる私であった。ブラジルの赤ちゃんの離乳食は主にフェージョン(豆料理)やスープ。オートミールも手軽に売ってある。
ブラジルで指導された離乳食の進め方

1ヶ月 水をスプーン一杯。一日一回与える。
2〜4ヶ月 果汁(りんご、バナナ、パパイヤなど)
5ヶ月 野菜(カボチャ、大根、人参、いも、日菜、まんじょか、キャベツ、コーベなど)
肉アウカトラ(牛肉、鶏肉の脂肪が少ない部分)
フルーツ(何でもいいが、マンゴーはまだ。バナナはナニッカ))

そして先生曰く「肉は大きくて手にもてるものをしゃぶらせて下さい。最初は手でぶんぶんふりまわしたり、頭の上にのせたりしますが。」
頭の上に肉のかたまりをのせた赤ちゃんって・・・・

小児科の検診風景。のんびりと雑談した後、診断。



ブラジルの予防注射を語らずして、ブラジルの子育てを語れまい!
予防注射は本当に早い時期からガンガン打ちまくります。でも病気の多いこの国では、その病気にかかる前に予防が基本!!
最初びびっていた私たちもしだいに平気に・・・
麻しんは8ヶ月からうてるし、髄膜炎、B型肝炎の予防注射も一般的。
病院や診療所でうつと有料だが、町の予防注射専門の診療所(保険センターみたいなところ)
だとタダでやってもらえる(ただし指定された予防接種のみ)。
10ヶ月の間にたくさんの予防注射を早々に終わらせた息子は・・・今はどおってことなく元気です。

         大地の予防注射表

予防注射 接種方法など
1ヶ月 BCG ツ反はしないで、直接注射針で接種
2ヶ月 B型肝炎(1),*髄膜炎(1),ポリオ(1),DPT(1)
3ヶ月 B型肝炎(2)
4ヶ月 DPT(2),ポリオ(2),髄膜炎(2) DPT(2)、ポリオ(2)は一度に接種
5ヶ月
6ヶ月 DPT(3),髄膜炎(3),ポリオ(3) DPT(3)、髄膜炎(3)は一度に接種
7ヶ月
8ヶ月
9ヶ月 麻しん,B型肝炎(3)
10ヶ月
11ヶ月 DPT(追加) 日本で
1歳 風疹 日本で

予防注射を一回に2,3種類なんて平気のへっちゃら。
三種混合とB型肝炎、それにポリオを一回に終わらせちゃいます。
BCGもツベルクリン反応検査をしないで、いきなり注射器でプスっ!
A型肝炎とB型肝炎の予防注射を一度に打たれた友人はこう言われたとか・・・・
「右腕と左腕だから大丈夫、大丈夫!」
・ ・・それって・・・?
予防注射の詳しいことは、「ブラジルの母子手帳」へ記載します。

さて、子供達は小さいうちからみんなコーラを飲む。それも水代わりにガブガブと。清涼飲料水にも「炭酸入り水」と「炭酸なし水」があった。一度だけ試しに飲ませてみた。すごい顔をした大地。



健康診断に行った。今回は大地のではなく、夫と私の1年に1度の定期検診だ。
ブラジルへ来た日以来のサンパウロ進出である。大都会、サンパウロ・・・ちょっとしたお出かけに心が弾む私。
日本赤十字病院に入って驚いた!そこには日本人や日本人の顔をした日系人ばかりなのだ。
ブラジルの海にうかぶ日本船といった感じだ。
さて、胃の検査をすると聞いていたので、私はてっきりバリウムを飲むのだと思っていた。
しかし、薬をわたされ、今から胃カメラで検査するということを聞かされる。
ぎえーーっ!私は毎年ちゃんと健康診断受けてるし、胃の検査なんてやんなくてもいいよーっと思ってみたものの、口には出来ず、言われるがまま、なされるがまま・・・・
大地にたっぷりのおっぱいをあげて、夫に預けて、さぁ!病室へ。
広いだけの病室の隅っこに1台の簡易ベット。その周りになんやら機械が取り囲んでいる。ベットの上に寝て、酸素マスクのようなものを口に当てられて「これを2,3回大きく吸って」といわれる。息をして・・・1、2、3・・・・
気がついたときは別の病室だった。
なっ、なんと胃の検査ごときに「全身麻酔」をかけやがったのだーーっ!!!
おいおい、胃に穴をあけずに、ちゃんと調べたんだろうなっ!それより、ほんとに胃の検査したのかぁ〜!?
疑問は遠い空に投げ捨てられたまま・・・・。
さて、ブラジルへ来ていっそう立ち直りが早くなってきた私は、とりあえず「しかたない、やってしまったものは」と開き直り、看護婦さんにおっぱいは何時間後くらいにあげてもいいのか聞いてみた。
「そうねー、1時間ほどたったらあげてもいいわよ」
「ふーーん、そんなものでいいのかぁ〜」
しかし、またもや忘れていたのだ!日本人の顔をした看護婦さんもここでは「おおらかなブラジル人気質」なのだ!!
1時間後、おっぱいをゴクゴク飲んだ大地は、機嫌良くケラケラ笑いながら・・・
ガクガクガクゥ〜
いきなり眠った。
オイオイオイオイ、大丈夫か〜!?
数時間後に元気に起きあがって遊びだした大地を見てほっと胸をなでおろしたのはいうまでもない。
またもや私は学んだ。
「おっぱいは直通!!」

おわり

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