ブラジルでの出産の比較(ぶんたさん)

出産した場所 サンパウロ州の内陸部、ピラシカバという小さな町です。
出産した年
2003年1月
自然分娩?帝王切開? 第1子を帝王切開で産みました。
妊娠初期に逆子だったので、帝王切開かも。。。と覚悟はしてましたが、逆子が直って、自然分娩できると思いきや、陣痛がきても子宮口が開かなかったので、結局帝王切開になりました。
出産したところは個人病院?総合病院?
総合病院ですが、産院は入り口も別で、部屋も10ほどしかないのでアットホームで個人病院のような雰囲気でした。
病院(主治医)を選んだポイントは? 知人の紹介です。
主治医と病院の形態は? 毎月の定期検診は主治医の診療所で、出産は総合病院で。
健診の頻度 月一回のペースでした。臨月は週1回程度。心音の検査は、毎回主治医の診療所で行ってました。超音波の検査に関しては、初期は、主治医に言われたときに超音波専門の医師に予約を入れていましたが、後に、主治医が超音波の機械を購入したので、それ以来、超音波検査も診療所で行っていました。
医師とのコミュニケーションは? とてもよくとれました。日系の方ではなかったので、日本語はだめでしたが、わからないことは、質問すると丁寧にわかるように答えてくれました。いままで婦人科以外の病院に行った経験からも感じましたが、 ブラジルは医師とのコミュニケーションが日本より密なような気がします。診療時間を十分とってくれますし、質問にこころゆくまで答えてもらうだけでなく、ちょっとした雑談もしますし。。。単なる患者としてではなく、一人の人間として扱ってくれているような気ががします。 (もちろん、日本でも素晴らしいお医者さんはいるでしょうし、ブラジルでも粗雑な扱いをする医者もいるでしょうが、あくまで私の経験から感じたことです。)
定期検診や各種検査、医師の指示などで日本と著しく異なる点はありましたか? 日本では「塩分を控えめに」とよく言われるようですが、こちらではそのようなことはまったくなかったです。ブラジル人の味付けは日本の味付けに比べるとかなり濃いのに、特に塩分控えてないところをみると、 大丈夫なんだわ〜と、塩分もまったく普通にとっていました。(日本だったら妊婦失格だったでしょうねぇ(笑)。)
妊娠中に何か注意や指導を受けた? 妊婦、授乳中の人用のmaternaというビタミン剤を処方されました。あと、バランスのとれた食事をとるようにいわれたぐらいかな。。。
健診や出産時にご主人の立ち会いはOK? 検診はOKです。夫が都合のつく場合はいつも立ち会ってもらっていました。出産時は×。数年前までOKだったそうですが、具合の悪くなる夫が続出で(笑)、 現在は、医師もしくは看護婦資格を持った人のみ立会いを許されるそうです。 ただ、ビデオ撮りのサービスがあるので、夫は別室で、ライブで手術を見ていました。(というわけで、子供をみたのは夫のほうが私より先なのです。ちょっと悔しかったりして。ーー;)
出産時、上の子はどうしてた?
主治医の対応は丁寧?疑問について納得できるまで説明を聞いた?希望を伝えた? 自然分娩、無痛分娩、会陰切開など・・・ 前述しましたが、主治医にはいつも丁寧に対応していただきました。臨月になって、陣痛促進剤を使って、計画分娩をするかどうかきかれましたが、わたしはできるだけ自然分娩がしたかったので、 陣痛がくるまで待ちたい旨、また、できるかぎり麻酔をしたり、会陰切開もしないように伝えました。(結局、帝王切開になってしまったのですが。^^;)
出産の時の主治医、助産婦などの処置は適切と思われたか? よかった点、悪かった点など 急遽帝王切開となり、そう決まった時はショックでしたが、帝王切開に決まるまで、そして実際の帝王切開での主治医、看護婦(助産婦はいませんでした。)の処置は適切だったと思います。よかった点は、麻酔の先生が常に話しかけてくださったので緊張がほぐれたこと。 悪かった点は、手術後、2時間ほど麻酔回復室なるものに入ったので、夫とあかんぼうに会えずちょっとさびしい思いをしたこと。(それでも、回復室の看護婦さんとも雑談して気がまぎれましたし、結婚する以前のデート前のドキドキ気分を久しぶりに味わえたので、それはそれでよかったのかも(笑)。)
病室は個室、相部屋の選択ができた?結果としてどっちがよかった? できました。相部屋2人部屋か個室か迷ったのですが、2人部屋だと、付き添い人は患者と同性でなくてはならないのですが、個室だと夫が付き添うことができるし(ベッドが二つあるので、泊まりもOK。)、夫の家族も総出であかんぼうを見に来るというので、 結局個室に決めました。トイレ、シャワー、冷房、テレビ、ミニ冷蔵庫付きで、なかなか広く、快適でした。赤ちゃん用のお風呂や、おむつ替えの場所もついていました。
どんなお産でしたか? 帝王切開で、麻酔、切開、赤ん坊の取出しで1時間半くらいでした。詳しくは下記のページでどうぞ。

母体のケアはどうでしたか?  シャワー、歩行、会陰切開の処置、部屋の様子、食事など・・・ シャワーに関しては、AKIさんの「ブラジル出産残酷物語」にある「血だらけシャワー」について読んでいたので、「ああー、これだったのねー!」とおかしさがこみあげてきたので、おかげで痛みがまぎれました。 (AKIさん、ありがとうございます!(笑))歩行に関しては、とにかく痛くても、歩くようにいわれましたので、夫や見舞いに来てくださった人に付き添ってもらって産院の中を歩いていました。部屋は前述したように、清潔で広々していてよかったですね。食事は典型的なブラジル食でしたが、 ボリュームもあっておいしかったですし、3食の他に夜と昼にお茶とおやつがだされたのもくいしんぼうの私にとっては嬉しかったです。
入院中、赤ちゃんとは同室だった? はい。母子同室をAlojamento Conjuntoというようですが、こちらでも、それを奨励する病院がふえてきたようです。ただし、疲れているお母さんは看護婦さんにお世話をおねがいすることもできたようです。
入院中、赤ちゃんのケアの指導はあった? はい。おむつかえ、沐浴の仕方を看護婦さんに指導していただきました。ケアに関するビデオも、ビデオ室で流されていました。
母乳を進められた?最初におっぱいをあげたのは出産後約何時間後くらい? すすめられました。最初におっぱいをあげたのは、出産の3時間後ぐらいだったと思います。自分でやろうとしたら、母乳がでなかったのですが、看護婦さんにマッサージをしてもらったら、でたので安心しました
入院中に赤ちゃんに対してなされた検査項目 ガスリー(代謝異常)検査、血液型、ビリルビン検査、身長、体重測定 全て行われました。
予防注射は?うまれてすぐにBCGやB型肝炎の予防注射をした? 二つとも生まれてすぐでした。
ピアスはあけた? 夫は、「あかちゃんのうちにあけたほうが、苦しまなくていいんじゃない?」と言っていて、あけたかったようですが、わたしが「日本に行ったら、不良と思われるよ〜。」と脅かして(爆)、やめさせました。 じつは、自分がピアスをしてないので、処置などがめんどくさかっただけなんですが
(^^;)。
これまたピアスをあけていない姑が、「ブラジルはピアス以外のイアリングが少ないから苦労するのよね〜。」といいながらも、「ピアスあけてない仲間」として(笑)、私の肩をもってくれました。娘が大きくなって、自分であけたいといいただしたら、あけさせようと思います。
全部で何日間の入院? 4泊5日でした。
出産、入院費用はいくらくらい? 相部屋だと保険ですべてカバーされたのですが、個室は保険がきかないのでその差額が約1600レアル(個室使用料、産婦人科医、小児科医、麻酔医に払う費用の合計額)でした。
赤ちゃんの出生届については誕生日何日以内にどのような書類を添付して、どこに届けを? ブラジルの出生届は、出生後2週間後に、ピラシカバ市内の、出生届や結婚届の受付、証明をするところ (carto’rio)に提出しました。必要書類は、病院の出生証明書と結婚証明書でした。日本の出生届は、提出期限(出生後3ヶ月)ぎりぎりに(^^;)、日本領事館に提出しました。必要書類は 出生証明書の認証済みコピー2通でした。
退院後、赤ちゃんの定期検診は?何ヶ月目?家の近く? 一ヶ月目におこないました。主治医の紹介の家の近くの小児科で。6ヶ月までは毎月一度検診をするようです。
総合的に見て、ブラジルで出産してよかった? そうですね。。。ブラジルは、ごはんが最初からボリュームがあったのがよかったかな。帝王切開だと、日本では最初おもゆなどの流動食がしばらく続くと聞いているので、 体がもうブラジル人仕様になった私には耐えられなかったかもしれません(笑)。あと、短期間入院というのも、早く普通の生活に慣れる意味でよかったと思います。
次もやっぱりブラジルで産みたい?? 日本の上げ膳据え膳1週間入院にも憧れますが(フルコースが出されるところもあるとか。。。やっぱり食べ物に惹かれる私(笑))、 私の性格上、入院中どっぷり甘えてしまって、退院後が余計につらいような気がするので(笑)、今度もブラジルで産みたいですね。


ぶんたさん
米国カリフォルニア州で留学中に出会ったブラジル人の旦那様と長距離恋愛の末、1997年にブラジルで結婚されたそうです。現在、ブラジルのピラシカバという町(私が住んでいたリメイラのお隣の町なのよ!)で暮らしています。 こぶんたちゃんをピラシカバで2003年1月に出産。ぶんたさんは自ら活字中毒といわれるだけあり、文章がとてもスマートで、読みやすくてどんどん引き込まれていってしまいます。きっとぶんたさんご自身もこのような魅力のある方なのでしょうね。 ブラジルを「ここは神様が私に選んでくださった場所」と語るぶんたさん。現在の生活の充実ぶりが感じられます。