PACS/PAX コンピュータたち

 

体育館一杯にコンピュータを詰めて、並列に繋ぐ。

そういう世界最高速コンピュータを夢見てPACSコンピュータ 開発に熱中していた頃。

写真はそのいくつかの作品です。

PACS-9-small
PACS-9
(1号機)

Pacs-32
PACS-32
(2号機)

Pacs-128
PAX-128
(3号機)

そして中ぐらいの成功………。
 

PACS/PAXたちは1999年秋、国立科学博物館へ収蔵されました。

その他、寄贈したものは、IMSAI8080です。

2015年、日本の歴史的なコンピュータのボード類とともに、上野の科学博物館に展示されています。

IMG_7170-small


Pax-32j
PAX-32J
(4号機)

Qcdpax
QCDPAX
(5号機、当時、世界最高速)

その後、PACSプロジェクトは大きく育ち、後継機たちが筑波大計算科学研究センター で活躍しています。

PACSという名前を継承している最新のコンピュータは、東大・筑波大が運用するOakforest-PACSです。2016.12現在、国内最高速で、世界で第6位の速度25pflopsをもっています。



「体育館一杯のコンピュータ」という夢を講演で語ると、みんな笑いました。
「やっぱり、日本では実現しないな。ロスアラモスあたりの砂漠の中に似つかわしい夢だ」と思ったのは1970年代でした。

そのうち、みんなこの夢を聞いても笑わなくなり、40年が経過しました。
いまやっと、世界中でそういうコンピュータが常識となりました。


PACSコンピュータの想い出 を情報処理学会の特集『知られざる計算機』に書きました。「今は知られていない」という意味でしょうね。当時はかなり知られていたと思いますが。