PowerBook G4にMac OS X 10.3 (Panther) とVirtual PCを載せてみたら

 
左にマック(PowerBook)、右にWindows PCが並んでいるように見えるけど、パソコンはPowerBook1台だけ。
マウスも一つあればよくて、ポインターがマック画面の右へはみ出すと、Windows画面に左から入ってくる。結構面白いよ!
キーボードはマック純正品でもいいけど、マウスは2ボタン式に変えた方が圧倒的に使い勝手が良い。

インストール

  上の写真のノートパソコンは、2年くらい前に購入したPowerBook G4ですが、この所何となく調子が悪く、OS Xのバージョンも10.1.5かなんかでもう古くて、しばらく前まで放置されておりました。そこで思いきって、最近話題のOS、パンサー(OS X 10.3)をインストールして劇的に生まれ変わらせることにしました。その際、どうせならとVirtual PCもインストール、ウィンドウズXPが併用できるシステムにしてみました。マック上でウィンドウズが本当に便利に使えるものなのか、またちょっと古めのパソコンに最新OSを載せてどこまでちゃんと動くものか、これから少しずつ検証してみたいと思っています。

 典型的マックユーザーである私が、ウィンドウズも時に必要と思う理由は、
(1)仕事上のワープロ書類はほとんど「ワード」に統一されつつあるが、ウィンドウズ版Word 2003とマック版Word for Xの相性は非常に良いので、マックユーザーでも全く問題はない。しかしながら事務文書などでは「一太郎」がまだまだ健在で、これはウィンドウズ版しか現在はありません。ジャストシステムもずいぶん前にはマック版一太郎(確かバージョン5だった)を出したこともあったけど、その後はウィンドウズ版しか出ていません。一太郎文書の読み書きのためウィンドウズはどうしても必要になります。
(2)勤務先で採用しているグループウェアー(Impression Office)の専用ソフトがウィンドウズにしか対応していない。グループウェアーで一番重要な電子メールに関しては、EUDORAとかのPOPメールでも対応できるので問題ないのですが、掲示板とかスケジュール表等を見るには、専用ソフトが適している(マックからでもブラウザーを介してみられないことはないんだけど、使い勝手が悪く遅い)。
(3)最近、年賀状ソフトの大半がウィンドウズ版しかない。私は2000年頃、マック版筆王を購入し、現在はiBookのOS X 10.2.8(クラシック環境)で起動して使っているのですが、その後アイフォーはマック版筆王を切ってしまった!! そこで来年の年賀状はマック上で動作するウィンドウズ版年賀状ソフトで作ってみようと密かに考えています。

と言うわけで、年賀状のことはちょっと先のこととして、(1)最新OSのパンサーを搭載し、(2)ウィンドウズ版一太郎が使え、(3)Impression Officeのウィンドウズ版専用ソフトも使える、ような最新マック(ハードウェアー的には最新ではないが)の構築を目指すことにしました。問題のPowerBook G4はデータなどいろいろ入っていましたが、もう思いきって全部クリアして、ゼロからPantherをインストールすることにしました。順番としては、
(1)Mac OS X, 10.3 Pantherをインストールして、ちゃんと起動することを確認
(2)マック版Office for X(Word, Excel, PowerPoint等、統合ソフト)のインストール
(3)マック版EUDORA(電子メールソフト)のインストール
(4)マック版Photoshop CS(写真画像処理ソフト)のインストール
(5)ネットワークの設定をし、ウェブブラウザーとメール送受信が可能なことを確認
(6)プリンタードライバーをインストールし、ネットワーク及びUSB接続のプリンター印刷ができることを確認
   (プリンターはネット接続のPhaser850DPと、USB接続のEpson PM3500C)

以上で、まずはパンサー搭載マックとしての本機能を確認、ついでウィンドウズ環境の構築に入ります。

(7)Virtual PC (with Windows XP Proffessional)をインストール
(8)Vrtual PCを起動、ウィンドウズXPが確かに立ち上がることを確認。
(9)ウィンドウズ環境でのネットワーク接続ができることを確認
(10)Windows版ブラウザー(IE)を起動し、勤務先ホームページから、Impression Office専用ソフトをダウンロード
(11)Impression Office専用ソフトをインストールし、グループウェアーにアクセスできることを確認
   (上の写真のウィンドウズ画面参照)
(12)一太郎(バージョン12)をインストール
(13)一太郎の動作を確認
(14)ウィンドウズ用プリンタードライバーをインストールし、ウィンドウズのアプリケーションから印刷できることを確認
(15)Windowsモードからアクセス可能なマック上のフォルダーを共有設定。
   マックでこのフォルダーにデータをおいてやると、ウィンドウズモードで、アクセス可能になる。
   例えばマック版EUDORAで受け取った一太郎の添付ファイルをこのフォルダーに移しておけば、ウィンドウズモードの一太郎から読むことが出来ます。逆に一太郎で作ったファイルをここに置けば、マックのメールソフトで一太郎ファイルを送ることも可能となります。

以上で、Mac OS X 10.3 Pantherをベースとして、Windows XP Professionalも使用可能な豪華システムが出来上がりました。次に外部モニターを1台つないで、マックとウィンドウズが別々のモニターに表示されるようにしました。
具体的には、
(16)17インチ液晶モニターをPowerBook G4の外部モニター端子に接続。とりあえずミラーリングでPowerBookと外部モニターが同じ画面になることを確認。
(17)システム環境設定の「ディスプレイ」にてミラーリング設定を解除し、外部モニターがPowerBook内蔵モニターの右隣に設定
   (上の写真のPowerBookの画面参照

(18)Virtual PCを立ち上げ、その表示ウィンドウをドラッグして、外部モニターに移動させる。必要があれば外部モニターのインチ数に合わせて、解像度を最適設定する。

こうしてあたかも、マックとウィンドウズが2台並んでいるような、魅力的なシステムが出来上がりました。

感想

(1)パンサーになって、マックの起動は非常に高速化した。
(2)Virtual PCの起動は非常に時間がかかる。またウィンドウズアプリケーションの起動時間もかなりかかる。
   ただし、ウィンドウズを起動したままでVirtual PCを終了させることができ、そうすると次回は非常に短い時間でウィンドウズの初期画面が出ますので、あまり問題はないと思われます。
(3)ウィンドウズの動きはやはり早いとは言えず、カクカクした感じだが、かといって苛つく程でもない。
(4)Virtual PCでのネットワーク設定やプリンター設定は、思ったより面倒、というか通常のウィンドウズと同様、行う必要があります。できれば、マックOS上で設定してあれば、ウィンドウズでそのまま使えるようになっていると有り難かったのですが。

(平成16年1月21日)