司祭からのメッセージ 2018年12月

「待つ」

 海外(かいがい)から日本を訪(おとず)れる方々がよく口にするのは、「日本人は、良く待つね」ということばです。病院(びょういん)でも、渋滞(じゅうたい)でも、人気(にんき)のレストランでも、電車(でんしゃ)のホームでも、長い行列(ぎょうれつ)をよく目にいたします。

 12月は、クリスマスを「待つ」季節(きせつ)です。「降」誕祭(クリスマス)を「待つ」という意味(いみ)で、「待降(たいこう)節(せつ)」と呼(よ)ばれます。

 「待つ」ということは、相手のイニシアティブを尊敬(そんけい)し、信頼(しんらい)する行為(こうい)と言えましょう。相手(あいて)を主人(しゅじん)公(こう)として受け入れる面を含んでおります。そういう意味(いみ)では、「待つ」と「聞く」には、共通点(きょうつうてん)があります。

 待降(たいこう)節(せつ)を迎(むか)え、神様(かみさま)に私の主人(しゅじん)公(こう)となって頂(いただ)き、神様(かみさま)のイニシアティブを尊敬(そんけい)し、信頼(しんらい)しながら、神様(かみさま)に「聞く」心が育(はぐく)まれますよう祈(いの)りたいと思います。

カトリックつくば教会担当司祭 山田 宣明