司祭からのメッセージ 2017年6月

聖心(みこころ)の月

稲の緑が目にしみる季節になりました。6月は聖心の月とされております。

聖書は、神の愛の限りない高さ、深さ、広さを語ります。神の私たちに対する愛の限りなさを必死に伝えようとしております。その神の愛の大きさを信じることがキリスト教の信仰と言えましょう。

ですから、私たちが、誰かを憎んでいるとき、「神様、私は、あの人が大嫌いで、とても憎らしく感じています。見るのさえ嫌です。出来たらこの世から消えて欲しいとさえ思っております。でも、神様、あなたは、あの方を誰よりも愛おしく思っておられることだけは信じます。」という祈りも正直で、キリスト教的な祈りであり、有りのままの自分の気持ちを神様に訴えているとても良い、信仰的な祈りと思っておりますし、そう求道者にも伝えてきました。

ですから、「神を愛している」と言って、兄弟を憎む人は、うそつきです。(Iヨハ4:20)と言われると困ってしまいます。そして、ヤコブは、「行いが伴わないあなたの信仰をわたしに見せなさい。そうすれば、わたしは行いをもって信仰を見せよう」(ヤコブ2:18)と更に手厳しく迫ります。

自分の本当の気持ちを有りのまま、正直に神様にお話しするのは、とても大切です。そして、ヨハネやヤコブのことばを生活の目標とするのも大切なのでしょう。神様、助けて下さいと祈らざるを得ませんね。

カトリックつくば教会担当司祭 山田 宣明